メリケンでは、スーパーマンがリメイクされてクラーク・ケントとデイリー・プラネット新聞社が復活するというのに、実際の新聞社はかなり左前で買収合戦が起こっているのだとか。
Jakob Nielsen博士のAlertboxから1997年9月1日の記事だけど、実際ニールセン予想通りの模様。
http://www.usability.gr.jp/alertbox/classifieds.html
三行広告:ウェブの成功例
多くの新聞社がここ10年以内に倒産すると予想している。
インターネットに本気で取り組み、合衆国なら1998年中盤、それ以外の地域でも1999年中盤までにウェブ三行広告を支配したものだけが生き残るだろう。
メリケンさんは基本的に全国紙とかないから、経営基盤の弱い地方版が割り食ってると。
まあ、日本の地方紙とか斜陽の業界紙とかはまったく他人事じゃないわけで。
全国紙だって再販制度と特殊指定を勝ち取って潰れたり買収されまくったりするとかなり恥ずかしいわけだが。
ジャーナリズムというのは寺田寅彦によると「その日その日主義」と訳すのだとか。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2492_10275.html
ジャーナリズムの直訳は日々主義であり、その日その日主義である。
けさ起こった事件を昼過ぎまでにできるだけ正確に詳細に報告しようという注文もここから出て来る。
確かに、元々はその日あったことをまとめて知らせるというぐらいの意味しかないように思うわけで、第3だか第4だかの権力というのも後付けのものだろう。
とりあえず、速報性はもう完全に負けかな。正確性も役所とか企業の一次情報にもかなり当たれるようになったし、あんまり全国紙って意味がない気がしてくるなあ。
ヨーロッパのカフェ文化華やかな頃、新聞は単なるよそ者の戯言であり、羽織ゴロであったのだが、技術革新と産業政策により、共同幻想発生装置として第3の権力と呼ばれるにいたったのであろう。ばらのつぼみ。
翻って、ブログはジャーナリズムなのかというと、俺的にはネタ元はやっぱり新聞記事が多いな。このネタだって新聞記事から拾ってるし。
まあ、新聞が一次情報にどれだけ取材をしてるかは怪しいもんで、せいぜい表に出てくるのは紙面の2、3割ぐらいだわね。あとはロイターと共同通信から記事買って乗せてるだけだもんな。ニュー速で充分というか、あっちの方が面白いし、スレによっては新聞よりタメになるぞ。
もちろん取材しても出せないものもあるんでしょうけど。
その辺、取材の落穂ひろいを纏めて新聞にしたという日経産業新聞が一番面白いのは俺の興味の方向にもよるけども。
コンピュータはメディアであって、万能物マネ機である以上、新聞の物マネは当然可能である。
あとは、新聞の縦覧性というか、斜め読み機能を充実させてくれればいいんだがなあ。
ま、週刊誌はフリーペーパーよりつまらなくて絶滅寸前、ラジオはポッドキャスティング、テレビはYouTubeと放送と通信の融合でこっちもどうなるやら。
ネットが消えたらどうすんだオイ。
ジャーナリズムのあらゆる長所と便益とを保存してしかもその短所と弊害を除去する方法として考えられる一つの可能性は、少なくも主要な新聞を私人経営になる営利的団体の手から離して、国民全体を代表する公共機関の手に移すということである。それが急には実行できないとすれば、せめて、そういう理想に少しでも近づくようにという希望だけでも多数の国民が根気よくもち続けるよりほかに道はないであろう。
まあ、そういう「国」もあるけどね。
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