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2011/08/03

この世界の片隅に

テレビドラマになるそうで、普及版上下巻と新装されて、読むのに手頃な大きさになったので購入した。オリジナルの表紙に込められた含意……?ええこの際気にしませんとも。

というか、上中下で出していた頃は、仕事が非常に忙しく心が荒んでいたので、あまりこうのさんの本読みたくなかったんですよね……。結構あとでグサッとくる親の説教と冷酒という感じの作風なので。そこがいいんだけどさ。

ということで、以下ネタバレあるかどうか知らないけど徒然に。

スタイルとしては、「長い道」のような五目味で、月一話という編年体の体裁で、家事親父のこまごまを書く「さんさん録」やら「夕凪の街 桜の国」の別のヒロシマをとかなんやらという、いままでのこうの史代作風の総決算という感じ。

何本かストーリーが同時に進行して、しかも一話ごとに語り口が異なるという、アラベスクというか編み物風に展開するんだけど、描いていて頭混乱しないのかな。しかも、かなり的確に伏線を回収していくし。

しかし、語り口のスタイルの実験の好きな人だ。そのために、色々な媒体に書いているような節があるんではないかと。

なんとなく、やまだ紫さんあたりのテイストを強めに感じるのだった。女は裏に何を溜めてるかわからんので怖いもんだ。単に男が無神経でバカだということなだけかもしらんけど。

たしか、谷川史子さんのアシスタントをやっていた時期があったような……。

たぶん、テレビは見ないでしょう。でも、普及版の出版には感謝する次第。

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