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2007/07/16

起源のインターネット

起源のインターネット/喜多千草 を随分放置していたけど、やっと読了。

普通に興味あるのが、本のメインになってるAlto開発史の初期だろう。

「未来をつくった人々 - ゼロックス・パロアルト研究所とコンピュータエイジの黎明」マイケル ヒルツィック  あたりで大体のことは聞いたことある感じであった。

ただ、アルトがアラン・ケイのSmalltalkのために作られたパーソナルコンピュータの最初でマックのお手本とか言うありがちな話は資料にあたった上でわかりやすくそうじゃないよと。結果としてそーいうふうに見えるようになった経緯というのもよくわかるけど。

あと、スモールトークがLispの多大な影響下にあったうえでも設計されたって書いてあったけど。リスプってどんだけー。そう考えると、BTRONとスモールトークはLispの似たようで違う側面を受け継いでいったシステムってことなのかな。「双子じゃないのに双子みたい!」ってことか。アラン・ケイは映画「TRON」の主人公のモデルだったってことだしー。

まあ、凄いわかりにくかったAlto関係の話がよくまとまっていて、ついでにネットワーク前提のマシンだったゆえに、TCP/IP策定にアルトが与えた影響とか、あらためて今考えるべき部分もあったりと、お勧めですな。
あと、ARPAが結局全部最初じゃん、ってところも、まあ納得。今から考えるとだけど。

このあとの、アルトの発展系からゼロックス・スターまでの開発史を書きたいみたいな感じなんだけど、読みたいなあ、それ。
やはり、BTRON開発に当たって最も影響を受けたのはゼロックス・スター・システムだろうし。昔、丸善の解説本シリーズにスターがあったけど、今、どこにも出てこないもんなぁ。

BTRON-SNS-OSが出てくる前に、ひとつ。でもTSSって混んでると動かないから嫌なんだよね。だから、オフラインで動く好き勝手に出来るパソコンがネットワーク端末へのアンチテーゼとして新鮮だったというのも、歴史はどっかで繰り返すというか、それってなんてグーグルギアですかそうですか。

とりとめないとこで終わり。

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