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2007/04/25

モジュール化について(再掲)

http://richard-wong.cocolog-nifty.com/tron/2005/05/tron_6f1e.html
ユビキタス、TRONに出会う:ブックレビュー
に書いた内容を再掲して、ちょっと尻馬に乗ってみようかな(どこのだ)。

いや、経営書としてはいい本ですよ。コンピュータ科学的には特に新味は無いと思いますが、コンピュータ・アーキテクチャの一方針について素人にも分りやすく書いてあると思う。

デザイン・ルール モジュール化パワー/カーリス・Y・ボールドウィン+キム・B・クラーク/安藤晴彦訳/東洋経済新報社

コンピュータというアーティファクト(人工物)の複雑さを利用、制御するためのモジュール化する際のデザイン・ルール(設計方針)について色々と解説してますが、その題材に選んだのが「よりにもよって」IBMシステム360

80年代のサン・マイクロシステムズから遡った結果、フォン・ノイマンのコンピュータに関する定義(ノイマン・アーキテクチャ)に行き付き、IBMシステム360ファミリーとそのコンパチブル・マシンに辿りついたということであったんだそうです。

ハーバート・サイモン「デザインの科学(PMC)」あたりが大きな下敷きにあり、ジョン・ホランドの複雑適応系の話に乗せたという感じの経営書ですね。

モジュール化から導かれるオプションというかデリバティブといった経済的効果について考える感じは、まあもっともだと思います。
結構面白かったです。本が厚いけど。しかも後編があるそうだけど。
比較優位だ水平分業だっていうとインターナショナルなスタンダードで重工業軽工業農業で科学的な国際分業って昔誰か言っていたような気もするけど。

TRONプロジェクト自体、プロジェクト全体がモジュール化されているのは、IBMシステム360のファミリー構想や、モジュラー構造を大いに参考にしたうえのことで、この本の内容程度のことは20年以上前から当然織込み済み。

なんたって、坂村先生は武者修行の頃にIBMシステム360のチーフ・アーキテクトであったジーン・アムダールにも面会してるわけだし

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