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2006/09/26

川崎和男展

金沢21世紀美術館で開催中。兼六園の真横と言う超一等地。
そうしたら、図録の解説トップが坂村先生じゃないですか。どこまでいってもTRONから離れられないのね、私。
アスキーが編集してるので、都会の大きな本屋では、この展示の図録とか売ってるんじゃないかな。ISBNナンバーも入ってるし。

で、展示。ある意味川崎和男という金沢芸大出身の郷土作家展という感じです。80年代からずっと世界的デザイナーという人なだけに、そんな感じがする方が意外なんだが。
EIZO(A.K.A Nanao)とか、鯖江のメガネとか、武生ナイフビレッジとか石川、福井にからむ展示がかなり多いです。
最近のロボットとか原子力とか3D臓器関連の光造形は、まあ除くとしても。

また、刃物とかメガネって言ってみれば現代の民藝かもとか思ったりした。さすが、柳宗理にデザインを教わっただけある。
アップルのためにデザインしたモックアップのなかに、JEEPというのがあったがけど、柳が東京からJEEPで金沢に通勤してたことへのオマージュなのか?
あと、アップルのマインドトップのモックは今見てもかっこいいし、エキスパンド・キーボードは今見ても欲しいかも。しかし、周辺デバイスの端子に時代を感じまくり。

川崎氏が原色好きなのは、師匠格の倉俣史朗経由エットーレ・ソットサス由来のメンフィスから来たもんだとばかり思っていたが、意外にそうでもないのかも知れない。
というのも金沢の街をふらふら歩くと、九谷焼とか加賀友禅とか金箔とか、とかく色使いが派手なんですよね。図録解説にそんなことが書いてあったのでそう思ったのですが、現地で見るとそんなことも案外納得できたのはひとつの収穫だったかも。

ミラノも北イタリアだから金沢っぽいのか?行ったことないけど。
まあ、北陸というと、京都経由の大阪文化ということで、洗い晒したアジアという派手さが出てるのかも知れず。

それと、現役のインダストリアルデザイナーの強みで、今売っている商品を展示に回すことで触ったり使ったりできるのもポイント高し。メガネ掛けてあそんだりとか椅子に座ったりとか。キティ柄のTVとかは笑った。

展示全体の印象としては、でかいホワイトキューブをバックにした鏡と水を使っての浮遊感あふれるプレゼンテーションが、倉俣史朗へのオマージュのように思えたのは、俺の感傷なのだろう。ただ、エキスパンド・メタルを使ったハウ・ハイ・ザ・ムーンっぽい小さな椅子も作ってたりしていたので、あるいはそんな意図があったのかも。


ということで、建物にも興味があるのでその辺を。
丸い空飛ぶ円盤の建物に四角い部屋が刺さってます。一見、建築意匠というものを放棄してるように見えなくもないが、その辺は入ってみると大違い。

四角い敷地に真円ということなら、建ぺい率60%ぐらいに自然となるよね。そして、意外に無駄なスペースのようなところで、人がくつろいでいる。
まさに、縁側。ウチソトや公私の区別が自然に曖昧になるように緻密な計算と、動線の可変性を組み込んだ内部は驚き。
スケスケ建築のパイオニアであるSANAAの本領発揮ということなんでしょうけど、パーマネントで設置してある作品は、無料で見ることができるのもいい。

特に、ジェームス・タレルの部屋は是非一度体験して欲しい。

茶室は、目立たないけど、きっと変な事がいっぱいしてあるんだろう。外からでは良くわからないのが残念ナリ。

そんな感じでした。テヘ。

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コメント

外からでは分かりませんでした。

投稿: halftable | 2006/09/27 23:07

<茶室は、目立たないけど、きっと変な事がいっぱいして
<あるんだろう。外からでは良くわからないのが残念ナリ。

顔にトゲトゲが植わった番人の人は?

投稿: リチャード・王 | 2006/09/27 22:00

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