« 「理系の崩壊」 | トップページ | 月刊アスキー »

2006/07/18

ビッグ・ピクチャー

http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/epstein.html
「ビッグ・ピクチャー ハリウッドを動かす金と権力の新論理」
エドワード・J・エプスタイン/Edward Jay Epstein
を一気読み。

コンピュータ・プログラミング方面でよく言う「スーツ対ギーク」の話の映画版。

要するに「スーツ族」からみた映画業界の全体像(ビッグ・ピクチャー)の話。

ハリウッド映画はTVの普及のために1950年には興行的には既に「終わってた」わけだ。
だから、ルビッチの弟子たちとかハワード・ホークスとかヒッチコックみたいな変なの(というのもナンだが)が出てこれる余地が出てきたわけで。


興行的に終わってる映画会社は、興行収入の減収をビデオ、DVD関連の売り上げや有料、無料テレビ放映権と、劇場はポップコーンの売り上げで補填している。

また、ディズニーの発明したライセンスビジネスに必死だったりする。
そんなわけで、最近のハリウッドの映画は、とにかくリメーク、シリーズもの、原作ものを子供とティーン向けにシネコンへ流すことしか考えてないよと。

しかし、これって日本の関東やその他都市部深夜ナントカ委員会制作ローカルアニメがDVDで収支トントンで、関連グッズとメディアミックスに必死系なのと何が違うのかと。まあ、ハリウッド系のDVDは劇場である程度償却してるから圧倒的にDVDが安いけどな。


ついでに、CGパートの増えまくったハリウッド映画の未来は?ってのがターミネーター3の監督の台詞を引用して、CGアニメ映画みたいになるってか。それって、ずいぶん前から押井守が言ってたことじゃんか。

まあ、メディアミックスっていっても、1914(大正3)年にトルストイの「復活」に「カチューシャの歌」をつけて、ヘヤバンドも大流行でレコード2万枚を売り上げ(大正3年にですよ)っていう話もあるくらいなんで、芸能って大昔からそういうもんだといえばそういうもんだわね。

ということで、スーツは甘くないぞヨ、って本でした。コンピュータ・プログラムの明日はどっちだ?

|

« 「理系の崩壊」 | トップページ | 月刊アスキー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/68399/10989028

この記事へのトラックバック一覧です: ビッグ・ピクチャー:

« 「理系の崩壊」 | トップページ | 月刊アスキー »