« Winny対策 | トップページ | 日本ブログ協会 »

2006/02/28

前川國男展

東京ステーションギャラリーが耐震工事のためしばらく休館になるらしい。
休館前の総仕上げということで、前川國男展を開催している。

建築素人なので、模型と図面中心の展示だけだと、何がすごいのかはよく分からない。

ただ、東京都美術館や新宿紀伊国屋書店や上野の東京文化会館や京都会館など、なんとなく知っている建物が多いなとは思う。日展なんかは、一筆書きの導線なくしてあれだけの人数は捌けないだろう。
景観論争になった現物の建物が東京駅の目の前にあるのを活かした展示は、まさに借景だと思った。

えー、ル・コルビュジェに師事してアントニン・レーモンドに設計施工を学ぶ。
戦後のテクニカル・アプローチというのは、モダン建築を作るための技術基礎の蓄積ということか。
要するに、無ければ作る。作るしかない、やればできる、ということか。

モダンOS体系を作ろうとして、ゼロからITRONカーネルを作ったTRONプロジェクトと姿勢が同じですな。

戦後のバラックとモダニズムの建築を対比しているような気がするけど、ある意味、今のコンピュータ環境はまともな鍵もついていないバラックのような状況なのかもしれない。バラックはやめようぜというのが、アーキテクトの言い分だろう。

躯体強度に内壁を利用してたのを絶対止めてやる、ってのはスケーラビリティの話とも言えるのかな。

宮崎駿、庵野秀明絶賛の江戸たてもの博物館のなかに自宅が移設されているけど、両脇のプライベート部分を除けば、驚くほど9坪ハウスに構成が似ている。結局、モダンってそういうことなのかな。

そんな、モダン建築の行き着いた先は、結局都市計画の不在であり、街並みという情緒の不在となっていったようだ。

ポストモダンってのはどうかと思うが、ユビキタスにおける電脳都市の街並みや情緒ってどんなんだろ。
アンビルドでもいい。たくましく育って欲しい。

ではまた。

|

« Winny対策 | トップページ | 日本ブログ協会 »

コメント

『9坪ハウス狂騒曲』 萩原 百合 を読み直したら、ちゃんと前川自邸を9坪ハウス建設前に見学してました。トホホ。

記憶力もますます薄れてきたなあ。

投稿: halftable | 2006/03/05 22:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 前川國男展:

« Winny対策 | トップページ | 日本ブログ協会 »