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2005/07/03

逆境トロン(予告編)再放送

「逆境とは!?」
「思うようにならない境遇や、不運な境遇のことを言う!!」

昭和59年、トロンを考案したのは一人の日本人学者だった。

東京大学の坂村健。パソコンから家電まであらゆるものを動かせるよう設計した。

「基本ソフトは情報化社会の基盤。空気や水と同じ」と考えた坂村は、トロンの仕様書をなんと全世界のメーカーに無料で公開。

「もうお分かりであろう。坂村健!きみたちの夢をかなえてくれる不屈の闘志を持つ男だ」

たちまち内外140社が集まりプロジェクトが結成された。大手メーカーは次々とトロンで動くパソコンを試作。誰でも簡単に使える分かり易さと軽快な動きで評判となった。


「無謀な目的が常識的な手段で達成されるはずがあるまいっ!!!
   
下手な想像ならするな!!
自らの範囲をせばめるようなことは・・・男の中の男のすることではないっ!!
できる男に振り返ってるヒマなどないっ!!!」


しかし、平成元年、そこに超大国アメリカが立ちはだかった。

日本に対し、小中学校で使うパソコンの規格をトロンに決めるなと迫ってきたのである。自動車やVTRで日本に圧倒され巨額の貿易赤字を抱えたアメリカは、輸入制限や報復関税の制裁措置をちらつかせていた。メーカーは次々とトロン・パソコンから撤退を余儀なくされた。

「今のきさまにいい言葉を教えてやる。そいつを胸に刻んで開発してみろっ!!」

『それはそれ!!』

『これはこれ!!』

まもなく世界市場を制したのはウィンドウズだった。パソコンの心臓部を握られた日本メーカーの利益率は低下し、基本ソフトを持たない弱さを痛感させられる。

「たしかに……井の中の蛙大海を知らず。そういう言葉があります。たしかに蛙は大海を知らなかったかもしれない。

だが、通用しなかったとはいってない!!」

 窮地に追い込まれたトロン・プロジェクト。しかし、坂村と技術者たちは諦めなかった。

「もの作りには自由に改良できる自前の基本ソフトが欠かせない」と各地で技術者たちに訴え、トロンのバージョン・アップを重ねた。逆境の中で技術立国のもの作りの将来のために闘い続けるメンバーの情熱は、革命的な新商品との運命的な出会いを呼び込んでいく。

「俺が無茶をさせているのではない。
しいていえば3つの条件。男の3つの条件が俺たちに無茶をさせているのさ!!
その条件とは……!?
ひとつ 男はイザというときにはやらなければならない!!
  ふたつ 今がイザというときである。
    そしてみっつ 俺は……俺たちは男なんだッ!!」

1980年代後半、CPUやOSはインテルとマイクロソフトが8086やMS-DOSによってデファクトスタンダードの座を奪いつつあり、その支配から逃れるためには、日本独自のアーキテクチャーを作らなければいけない状況だった。

「たしかにそうかもしれん。無理だっ!!
だが!!無理がとおれば、 道理は引っ込む!!」

全国の小中学校にパソコンを導入するという通産省(現経済産業省)・文部省(現文部科学省)の外郭団体、コンピュータ教育開発センター(CEC)のプロジェクトにトロンが採用されそうになった時、外圧が横槍を入れる。

米包括通商法スーパー301条。米通商代表部(USTR)が外国資本の日本市場参入を阻害するものとして、TRONを槍玉に上げたのだ。

「逆境とは!?」
「思うようにならない境遇や、不運な境遇のことを言う!!」

しかし、TRONはその後トヨタに採用され、今では多くの携帯電話にも採用されている。なくてはならない存在になった。

「人生のいちばんの楽しみを教えてやろう!!
それは『歯のくいしばり』と『血のにじみ』だッ!!」

本編に続く(嘘)。
しかし、なんでこんなに違和感ないんだろう。
一部、炎の転校生ネタが混じってますが、いろんな意味で見逃してくれよう。

元ネタ:

■逆境ナイン 映画宣伝サイト
http://www.gk9.jp/

島本和彦外伝
http://urasima.lala.or.jp/sima/

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コメント

うーん、キネシスキーボードはさておき、マイクロソフトキーボードは、キー配列以外はエルゴフィットっぽいと思いますね。

昔、Acerが出した奴も大げさだったし。

M式とTRONキーボードはぶっちゃけ日本語カナ配列以外はそんなに大した違いがないので、仲たがいしなければNicolaの次ぐらいにはなれたかもなあとは思います。

そういえば、ノート用TRON配列ってどうなったのかな?

投稿: nagayoshi | 2005/03/24 22:14

確かに、エルゴフィットキーボードは逆境の中にありました。ぜひ復活させたいと思います。

投稿: 新井和弘 | 2005/03/24 19:38

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受信: 2005/03/24 19:39

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